今日、突然、コッカちゃんとのお別れがやってきました。
朝、コッカちゃんの部屋に行ったら、いつもとは違う静かな様子に異常を感じ、かごの床を見たら排泄物が少なく、しかも小さな血便が。これはまずいと思い、仕事の休憩時間に病院に電話し、午後3時半に予約を入れました。
午前の仕事を終えて家を出たのが午後1時半、コッカちゃんは食餌をせず、水分を戻してしまうので、脱水が怖いと思った私は、朝リンゴを一かけあげました。リンゴはコッカちゃんの好物なので、喜んで食べたのですが、家を出る前に見たら、かごの床にリンゴを戻した跡が。
コッカちゃんはケースにおとなしく入りました。これに入ると獣医さんに連れて行ってもらえるのを知っているのでしょう。この時は「入院かな」という程度の心配はしていました。
高速から下り、一般道に入ってしばらくしたら、コッカちゃんがケースの奥にいるのに気がつきました。あれ、もしかしたらこれはかなり危ない。コッカちゃんはケースに入れて車の助手席に乗せると、いつも私に近いところに来て、「頭なでて」と呼ぶのです。今日はそのそぶりがない。
赤信号で止まったときに、コッカちゃんをケースから出し、膝に乗せました。コッカちゃんはもう半身を起こせません。なんとか頑張って、とお願いしながら運転したのですが、獣医さんにつく前に力尽きてしまいました。4回、苦しそうに叫び、私の顔を見たまま、動かなくなったコッカちゃんを膝に乗せて、獣医さんまで連れて行きました。
せっかく丁寧に手術して頂いて、傷口もきれいに治ったのに。先生も看護師さんもあんなに喜んでくれたのに。まだしばらくは一緒にいられると思ったのに。
がっかりなさった顔の先生に遺体を預けて家に帰ると、すぐに電話があり、検死の結果を教えてくださいました。死因は肝臓でした。肝臓が大出血を起こしたのです。苦しかったでしょう。さらに、組織検査をお願いしました。
大手術のあとすぐに退院できたのにも、家で3ヶ月弱、毎日楽しそうに暮らしてくれたのにも、1日しか苦しまなくて済んだことにも、感謝するしかありません。ありがとう、コッカちゃん。金曜日にお迎えにゆきます。