昨日の日曜日、コッカちゃんのお葬式をしました。と言っても私一人で、地元の火葬場でお骨にしてもらい、小さな骨壺に入れてもらって、家に連れて帰ってきただけです。人間と違い、罪も悪もない動物には、成仏をお願いする必要はないと私は信じています。ペットのお葬式が必要なのは飼い主の心の整理のためです。
地元の葬儀屋さんに電話をしたら、母の葬儀でお世話になった方がいらっしゃって、話はスムーズに進みました。獣医さんで検死を終え、きれいにしてもらったコッカちゃんは金曜日に家に戻ってきましたので、土曜日がお通夜、日曜日がお葬式ということになります。
土曜日にはお花を6把買ってきました。3把はコッカちゃんの棺(家にあった、本が入っていた段ボール箱ですが)にいれ、1把は花瓶に飾りました。写真も、プリントアウトして家にあった写真立てに入れました。

お花の残り2把は人間のお墓用です。コッカちゃんは父にも母にもかわいがられていたので、日曜の午後はそちらにも報告に行ってきました。
獣医さんに検死結果を教えて頂いたときに、コッカちゃんは肝臓そのものは無事だったので、亡くなる直前まで痛みや苦しさはなかったでしょう、と説明して頂けました。それを伺い、コッカちゃんが亡くなる朝もリンゴをねだっていたことを思い出し、どんな感じだったのかが想像できた気がします。亡くなる前のほんの短い間を除き、痛かったり苦しかったりはなかったようで、コッカちゃんのためにはよかったと思えました。
また、日曜の夜にネットで調べ物をしていたとき、偶然仏説阿弥陀経のことを知りました。お釈迦様がお弟子さんたちに極楽のことを説明するというお経なのだそうですが、この中に、極楽には六種の鳥がいて、皆で朝夕に合唱し仏法の尊さを教えているという一節がありました。その鳥の一つが「鸚鵡」だというのです。私は仏教徒ではありませんが、このWikisourceの記事を見つけて、コッカちゃんが極楽浄土でお釈迦様にかわいがられている様子を思い浮かべ、悲しい気持ちが引いてゆきました。
寂しさが薄れるには時間がかかるでしょうが、私も元気出してやってゆきますよ、コッカちゃん。