昨日の続きです。

カナリアさんたちには、気嚢ダニという寄生虫がいました。鳥の呼吸器は人間とはかなり異なり、肺の他に「気嚢」という「ふくろ」状の器官があって、それが収縮して、肺に空気を送り込んだり排出させたりします。その中に、小さいダニが寄生してしまうことがあるのですが、どうやら、去年譲って頂いたカナリアさんから広がったようです。

2羽は、駆虫薬をもらって帰ってきました。家には他のカナリアさんたちもいるので、近いうちに一挙に駆虫しましょう、ということになりました。おおごとですが、怖い病気ではなくてよかったです。

ただ、実は家で飼っているオウム(コバタンという、やや小型のオウムです)が1ヶ月程前から自分で羽をぬいてしまい、怪我もしているようなので、一緒に連れて行って見てもらったら・・・。こちらは重病でした。なんと、翼の付け根(人間でいう肩)に腫瘍が出来ていたのです。

レントゲンを撮ったら、翼の骨まで弱っていて、症状から見ると悪性である可能性が高く、切除した方がよいとのこと。痛かったので気にして羽を抜いたり、腫瘍をかじったりしていたのでしょう。それでも、私にはおとなしく頭をなでさせてくれ、愛嬌を振りまいていました。かわいそうでなりません。悪性なら、手術をしなければ助かりません。手術をすれば翼は片方無くなりますが痛みも無くなり、まだしばらく楽しく暮らせる可能性が高いです。

この鳥は、比較的楽天的でそれほど神経質ではなく、人間や他の鳥が好きで、飛び回るよりも誰かのそばにいる方が好きです。私がこれからもきちんと相手をすれば、片翼になっても苦悩せずに生きてくれることを祈って、手術をお願いしました。

鳥も人間と同じように癌にかかります。そして、人間と同じように、熱心に治療をして下さるお医者様がいらっしゃいます。飼い主は、先生の腕を信頼して、そしてその鳥の生きる力を信じるばかりです。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中